DEBATE TALK

古緋先生

「今回のテーマは『【大阪都構想】は良いのか? 悪いのか?』の続きです。
前回はこちら!

古緋先生

「もうすぐ住民投票! 大阪は盛り上がってます」

九條真

「工作がひどい……クルマで大音量鳴らして”大阪都構想がよくわからない人は反対に投票してください”とか」

大和永遠

「そちらこそ反対のビラ配っている人を凄んだり、捏造したグラフを提示したり……」

九條真

「タウンミーティングは何十回もしているのに、まだ説明が足りないって言うし!」

大和永遠

「あんな自己啓発セミナー的手法を用いたタウンミーティングなんて意味がありません」

九條真

「自民・民主・公明・共産それにいろいろな団体。普段は歪み合っているのに、本当によく共闘してられるな」

大和永遠

「それだけみんなが大阪都構想がダメってことを訴えているんです!」

九條真

「お前ら、今まで解決出来なかったことを”急に出来ます”って言っても説得力がない。
大阪を今の状況に追い込んだ、過去の政治家とか官僚は責任をとったのか?
どうせ誰が何をやったかわからないようにして、責任を追求されないようなスタンスでダラダラやるんだろう」

大和永遠

「その言葉はブーメランですわ!」

大和永遠

大阪市の不都合な7つの新事実のサイトを読めばわかりますわ!」

大和永遠

「【事実1】今回の住民投票で決まっても、[大阪都]にはなりません

九條真

「はぁ? たしかに大阪都という名称は、法律を新しくきめてからじゃないと変えれないので投票では決まらない。
でも名称なんて何でもいい。本質はそこじゃないだろう!」

大和永遠

「【事実2】今の[都構想]は、要するに”大阪市を解体して五つの特別区に分割する”ことです」

九條真

「大きなことは大阪府が担い、日常の生活のことは特別区が担う。
何が問題なの? これ反対意見なの? 今の大阪市がそんなにいい状態なの?」

大和永遠

「【事実3】年間2200億円の大阪市民の税金が市外に”流出”します」

九條真

「日常の生活に関わるお金は特別区に回して、大きな事業に関するお金は大阪府が使って、大阪全体の為に使う。
今までの大阪府の大阪府全体の為に使っていたお金を合わせて、効率よく使うという話。
だいたい大阪市民は市内だけで生活してるわけじゃないだろう? 大阪全体の発展で一番得するのは大阪市の人のはず」

大和永遠

「【事実4】流出した2200億円の多くが、大阪市”外”に使われます」

九條真

「事実3と同じようなことを言っている。無理やり7つにしたかったのか?」

大和永遠

「【事実5】特別区の人口比は東京は”7割”、でも大阪では”たった3割”」

九條真

「そりゃ7割もいれば特別区に住んでる人の方がメリットは大きい。
でも東京の7割が歪なんじゃないのか?」

大和永遠

「【事実6】東京23区の人々は、[東京市]が無いせいで”損”をしています」

九條真

「何を言いたいのかさっぱりわからん」

大和永遠

「【事実7】東京の繁栄は「都」という仕組みのせいでなく,”一極集中”の賜です」

九條真

「そりゃそうだろう。大阪の一極集中が現状この程度なんで、いろいろ工夫しようって話だ」

大和永遠

「九條さんとは議論どころか、全く話にならないですわ!」

九條真

「それはこっちのセリフだ!」

古緋先生

「ちゃんとディベートするように!」

九條真

「無理っ!」

大和永遠

「出来ませんわ!」

古緋先生

「覚悟は出来てるのかしら?」

九條真

「賛成票入れてくれるだったら、俺は脱ぐぜ!」

大和永遠

「わたくしだって! 反対票に入れてくれるんだったら何でもしますわ!」

古緋先生

「こらっ! そういう意味じゃないわ!
でもその覚悟、嫌いじゃない」

本野栞

「民主主義は、非常に高くコストがかかる事がわかりました」

古緋先生

「大阪市の皆様、住民投票に行ってくださいね!
わけがわからない人は棄権がいいかな?」