古緋先生

「いろいろなテーマを議論してみたいと思います。
私たちの知識は付け焼き刃ですので、本当に興味のある方は本やネットで調べて下さい。
お手柔らかにね♪」

古緋先生

「今回のテーマは『【大阪都構想】は良いのか？　悪いのか？』です！
大阪都構想賛成派は九條さん、反対派は大和さん」

大和永遠

「わたくし、大阪に興味がありませんわ」

九條真

「俺、大阪行ったことないし……」

古緋先生

「やるのよ！」

大和永遠

「は、はい………」

九條真

「わかった………」

古緋先生

「本野さん、大阪都構想について説明して」

本野栞

「大阪市を廃止して、その領域に5つの特別区を設置するという構想です」

本野栞

「それによって……
　大阪府と大阪市の二重行政の解消
　大阪都市圏というより広範囲な地域を対象とした行政ニーズへの対応
　（大阪市より）小規模な自治体である特別区による地域の実情に応じた小回りの利く地域サービス
　が実現されるとしてます」

本野栞

「詳しくは 大阪都構想のサイトで」

九條真

「大阪府の財政はどうなっているか知ってんのか？」

大和永遠

「全然知りませんわ」

九條真

「大阪府の負債は6兆4千億円！」

大和永遠

「あら、イージス艦一隻1500億円として……40隻も建造できるわ！」

九條真

「アホか！」

九條真

「俺がちゃんと例えてやる……
そうだな……満員の甲子園球場5万人のお客さんが突然『俺、お金余ってるから1億円寄付しよ』って言ってもまだ1兆4千億万円足りない！」

大和永遠

「せめて東京ドームで例えて欲しいですわ」

本野栞

「甲子園球場の座席すうは47,541席ですので、1人1億円持って来た場合に足りない金額は、1兆6千459億円足りません」

本野栞

「あと甲子園は兵庫県西宮市です」

九條真

「こまけぇことはいいんだよ！」

九條真

「メリットは大阪市と大阪府の二重行政の解消！」

九條真

「同じような事業を大阪市と大阪府が競争するようにやってる………まるでガキ。
例えば大阪府のりんくうゲートタワービル開発に659億円と、大阪市のワールドトレードセンタービルの開発に1193億円」

九條真

「どっちも経営破綻。バカすぎる！」

九條真

「他にも……
　大阪府立体育館と市立中央体育館
　府立中央図書館と市立中央図書館
　ドーンセンターとクレオ大阪
　グランキューブにインテックス大阪
　マイドーム大阪と産業創造館……」

大和永遠

「どれも計画が杜撰だったことは間違いないですが、必ずしも二重行政が原因とはいえないですわ」

九條真

「とにかく大阪には知事と市長の司令官が2人いるようなもので、これじゃ大阪は本当の力を発揮出来ない」

大和永遠

「市と府が共同でやっている河川道路・鉄道等の事業はたくさんあります。それも言わないとフェアじゃありませんわ」

大和永遠

「そんなに二重行政の解消にこだわるなら、ちゃんと大阪府知事と大阪市長が協調して連携すればいいんです。
わざわざ大阪都構想にかかる費用800億円かけなくても、二重行政は解消しますわ」

九條真

「だから、何でそれが今まで出来なかったんだよ！」

大和永遠

「そ、それは………大阪の人に聞くといいですわ」

古緋先生

「長くなりそうなので、続きはこちら！」